創業融資広島センター

競合調査はなぜ必要なのか?

競合

⇒前回は売上予測作成(商圏編)

 

こんにちは、広島県福山市で行政書士をやっています、創業融資広島センターの妹尾です。

 

 

なぜ競合調査は必要なのでしょうか?

 

それは他店が経営においてどんな取り組みをしているのか、どんな人がお客さんとして来店しているのか、を知ることで自店の戦略を方向づけることができるからです。

 

そしてそれによって、自店の売上予測をはかることができるのです。

 

それと、皆さんが思う競合調査というのは、他店の調査をすることだけと思いがちでしょう。

 

前回の商圏分析のように、データだけではわからない出店地の特殊な要因や、人や交通機関の流れなどを知るために、商圏内を何度も車や自転車、歩いてまわり、そこに住んでいる人たちの様子を確かめることではじめて掴めることも多いのです。

 

統計データやインターネットで調べているだけでは、得られない情報が現場にはあふれているのです!

 

このように実際に現地に行ってあなたの目で見ることも、競合調査の一環なのです。

 

実地調査の一例

 

ここからは、ある商店街の一角を出店候補地として、実際に商圏を確認しながら以下の情報が得られたとします。

 

  • 出店地候補の周辺には、大学や専門学校が集中している地域があり、1日500人ほどの学生がこの商店街を通学路として利用していることが分かった。
  • 商店街の中心にある食料品専門店が、商店街全体の集客に貢献していることがわかった。
  • 商店街のはずれに、24時間営業のスーパーがあり、平日の深夜でも一定の集客が期待できることが分かった。
  • 付近にはJRの駅があり、通勤通学のアクセスは良好で、バスなどの公共交通機関の便数も豊富にあることが分かった。
  • 商店街へは車が入ることができないため、車での見込み客は期待できない。
  • 商店街ができてかなり時間がたっており、なかには店を閉じている店もちらほら見られ、客離れがないか不安要素である。
  • 商店街の老朽化とともに、古いお店も増え、お客さんも年配の方が増え、若者に向けた商品提案が商店街の活性化につながる可能性があることがわかった。
  • 商圏内に出店する店と同じ業態のお店が3件あることが分かった。
  • 出店候補地の近くには、大型ショッピングセンターあることで集客要素として間違いなく大きいものになると予想できる。

 

以上のような傾向を把握することができ、それに伴い以下のような問題点も浮き彫りになった。

 

  • 商圏内での競合は3件と少なかったが、そのうちの1件については、この商圏内の中でも最も認知度が高いお店(マーケティングでいうリーダー的存在)で、他に複数の店舗も経営していて資金力もあり、通常の営業では太刀打ちできないだろう。

    よってこのお店に対抗するには、販売する商品に独自性を生み出し、より差別化したものを提供していかなければならないと思われる。
    また、この商圏自体を考え直すという選択も考えなくてはいけないかもしれない。

  • 商店街自体が駅より少し離れており、駅からの見込み客を捕まえるためには、お店までの道中に何らかの広告看板をもうけたりする必要があると思われる。
  • 商店街全体が築50年という様相を呈しており古いお店も目立つ中、その中において個別の店の特色が出しにくい環境になっている。

 

調査のまとめ

 

前回の売上予測作成(商圏編)と今回の調査により得られた結果をもとに、住宅地図などに落とし込んでいきます。

 

  • 商圏の範囲・・・自店を中心として円状に描く(このとき線路や河川、橋や山などの地形や障害を考慮する)
  • 競合店の位置や名前をかく
  • 大型の集客設備の存在(駅、百貨店、スーパー、役所など)
  • 住宅街やオフィス街、商店街といった大まかな街区分けを色分けする

 

これらの結果をもとにして、通行人の流れも書き込み、そのエリアの中で自店がどのような位置づけにあるかを確認する。

 

以上の工程で、大まかな商圏の把握、人の流れ、エリアの絞り込みができ、これをもとにターゲットの設定と販売促進計画の立案を行っていきます。

 

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